2013年7月1日月曜日

LED電球照度測定筒Ver1.0 (その1)


電球の明るさを測定する為 こちら の照度計を購入しました。

じゃあ早速!

と言いたい所ですが・・・
照度計は照度(lx:ルクス、測定地点の明るさ)であって、
光束(lm:ルーメン、光源からの光量)はわかりません。
そして電球に記載されている〝光束〟は全光束(全方向
の明るさの合計)なので単純な単位変換ができません。

このまま照度を測定しても光束とな~んも関係ない・・・

ちょっと面白くないですね。



今後購入する電球の明るさを毎回測定すると仮定してみます。

真っ暗な部屋で電球のみを点灯し測定すればその電球以外
の光源からの影響を排除できます。
でも部屋の中の光の反射具合の影響が排除できませんね。
(壁・天井・家具・調度品・測定者などなど)
部屋の中の反射を一切なくせば影響の排除も可能です・・・が

・物理的な問題(黒い紙を部屋中に貼る?)
・再現性の問題(測定の度に同じ条件にできる?)

があるので現実的ではありません。

そもそも全光束ならぬ全照度なんて測定できない以上、厳密
さを求めてもあまり意味はありません。

とりあえず常に同じ条件で測定できる事を優先する

そうすると絶対評価はできなくても相対評価は可能になります。


そこで考えたのがコレ


簡単に言えば筒の中で電球を点灯し照度計で測定します。
両端を完全に塞げば他の光源を遮断できます。
筒内の反射は防げませんが、常に条件が同じなので相対評
価への影響も少なくて済む・・・という事にしておきます。



なんとなくイメージが沸いてきたのでホームセンターでゴー!
購入するものを決めて名称が判明しているなら通販が便利で
すが、見ながら考えるような時はやはり実店舗ですよねぇ。

塩ビパイプ(内径10cm×長さ50cm)



両端に被せる蓋


電球ソケット(ELPA KP-M2615H)


陶磁器製で耐熱に優れているとしながら60W以下しか対応
しないってどなんでしょう・・・逃げ腰過ぎです。


コードの途中に回転式のオンオフスイッチが付いています。
オンオフのみ、パワーコントローラーではありません。
(固定用のネジは入っていませんでした)



では早速組立て開始、と言っても設計図なんてありませんが。


塩ビに穴を開けコードをカットして通してから結線してもよかっ
たのですがやってません。
底面にソケットを固定、側面にコードが通る幅を線状にカット
してコードを通してからパテで埋めました。


反対側の蓋には両面テープで照度計のセンサーを貼ってます。


完全に蓋を閉めると線を圧迫し切断しそうなので縁にゴム板
を貼って高さ調節しています。


完成!

w(゚ロ゚;w(゚ロ゚)w;゚ロ゚)w

・・・パイプ爆弾!?

Web上でこんな単語を使ったらエドワード・スノーデンさんが
告発したPRISMの対象になっちゃいそうです (;´Д`A ```



実験してみると、距離が近すぎる上に内面の反射が大きいみ
たいで照度計のレンジを1桁上げないと測定できません。

精度も落ちるのでそれは避けたいな・・・という事で修正します。


塩ビパイプ接続部品


塩ビパイプと接続用部品を接合した状態


50cmをもう1本足して1mの距離から測定するよう改良です。

直列に繋いで使います、その気になれば何mでも追加可能・・・


メリット
 ・電球のみの明るさを測定できる
 ・常に環境条件が同じ

問題点
 ・電球直下方向の明るさしか測定できない
  (多少反射してるとはいえ全方向とは異なる)
 ・反射成分を含むので部屋で使った場合の直下と異なる
 ・照度計は目視なので継続的なログは不可能


続きは こちら です。

DIYの履歴は こちら です。


(トップ画像:GiG A Ministry of Trinity Mount Barker Church

0 件のコメント:

コメントを投稿

※1.コメントは管理人の承認後表示されます。
※2.何故かコメントに返信できません、ごめんなさい m(_ _;)m