2013年5月23日木曜日

LDA7L-A (日立アプライアンス LED電球 30W相当電球色)

消費電力測定から2ヶ月・・・最近分解待ちが溜まってます orz

あまり売れている印象のない日立製のLED電球です。






■仕様■
光束:350ルーメン
色味:電球色
命:40,000時間
電力:7.3W



密閉器具非対応です。






注:購入した個体の結果であり販売されている製品が全て同じとは限りません。
  また、内容はあくまで1消費者としての個人的見解です。
  分解は危険を伴いますのでマネをしないでください(万一分解したら絶対に使用しないで!)。
  万一事故・損害が発生しても一切の責任は負いかねます。

では早速分解スタート、まずはいつのもようにカバーをグリグリ。

カバーに爪はなく、接着剤のみで固定されていました。

LEDは3素子×6個の18素子、黄色樹脂で素子は見え難いです。



ではLED実装円板の取り外しを・・・ん??


シール・・・だ・・・と!?




さて、固定するネジが見当たりませんがカバーと同じように
接着剤で固定されているのかな?
ドライバーでぐぃっと・・・

パキッ!?



セラミック系の基板みたい・・・ん??



どうやらこの製品はDelta Electronics, Inc.のOEMです。
台達電子工業股份有限公司という台湾系の企業で、PC用
の電源とかファンではメジャーですね。

自社でやってないとは思ってたけど丸ごとOEMだったのか。
中途半端にやるくらいならやめたらいいのに・・・


ソケットをぐりぐりしま・・・す・・・




また樹脂充填品か・・・仕方ないので発掘作業開始です。
ちなみに充填されているのは硬めのシリコン系樹脂っぽい。



途中まで削ってケースからなんとか抜き出しました。



ケース内部です。


内部は底と側面にプラスチック板が接着剤で固定されてます。
基板は固定されてないのでプラスチックは絶縁目的かな?
おそらくケースにプラスチックを接着し基板を挿入し樹脂充填
だと思うのですが、別々につくってからケースに丸ごと挿入と
いう可能性もあります。


基板の表面です。


折り曲げた電解コンデンサの下、ACラインの入力とLEDへの
出力部は補強の為か接着剤が盛られています。


基板の型番らしき表示があります。


基板の裏面です。



ちらつき確認です(カバーを取り外しています)。

Panasonic DMC-LZ10 の液晶画面を Nikon COOLPIX S30 で撮影

光の線が不安定・・・チラつきが酷い?


安全部品としてヒューズ・バリスタもあり、電解コンデンサや
配線の補強など細かい点に至るまでしっかりした造りです。
そもそも電源メーカーだけあってパターンや部品実装でも
問題となるような点は見受けられませんでした。

というかケチをつける要素が見当たらない程良くできてる。
ここまでの品質が必要かは別にして、国内メジャーメーカー
とされるパナソニックや東芝の製品がゴミに思える出来です。
OEMは正解ですね。
恐らく日立が自社で作ったらこういうものにはならないし・・・
見た限りでは問題なく安心して使えそうです。

大きな見落としがありました・・・
この製品は推奨使用温度範囲が35℃までです。
日本の住宅環境で35℃を超える可能性が多分にある以上
この製品は使用すべきではありません。
OEMメーカーの出来がいくら良くても発売元の日立の考え方
が腐っているのでどうしようもありません。
・・・周回遅れなメーカーだけの事はありますね。


分解前の消費電力・温度測定結果は こちら です。

電球関連の総合リンクは こちら です。


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