2012年10月20日土曜日

LDA7N-H53 (オーム電機 LED電球 40形昼白色)

昨夜投稿したと思ったら・・・間違えて消しちゃったかな orz
仕方ないので再度作成です・・・

破壊分解シリーズ初のLED電球です。

エディオンで440円でした。





 ■仕様■
光束:560ルーメン
色味:昼光色
寿命:40,000時間
電力:6.9W



密閉器具には対応していません。







箱の中はブリスターパックのようになっています。



LED電球全てに当てはまる話ですが、使われているLEDと呼
ばれる発光部品は熱に弱いです。
ところが、構成部品の中でLEDが一番発熱します。
つまり、点灯させるとLEDは自分自身の熱で寿命が縮みます。
そこでLEDの熱を放熱させる必要があります。
それが赤い枠内の放熱部です。



型名やPSEマークは頭頂部に印字されています。



MADE IN CHINA の刻印だけはソケットのすぐ上にありました。



注:購入した個体の結果であり販売されている製品が全て同じとは限りません。
  また、内容はあくまで1消費者としての個人的見解です。
  分解は危険を伴いますのでマネをしないでください(万一分解したら絶対に使用しないで!)。
  万一事故・損害が発生しても一切の責任は負いかねます。

では破壊分解の開始、まずはLEDを拝見する事にします。

まず発光部のカバーと放熱部の間にドライバーをぐりぐりとね
じ込み、力技でカバーを外します。



黄色い長方形の物体がLEDです。
カバーの上からだと中が全体的に光っているように見えます
が実際にはこの14個が光っています。
ちなみにカバーは接着剤で貼り付けてありました。

矢印3箇所のねじを外し、隙間にドライバーを入れて再びぐり
ぐりと・・・



LEDの下は丸い円板になっていました。
矢印の部分、円板と放熱部の間にはグリスが塗られています。


模式図です。

LEDの熱を円板を通して放熱部(赤い部分)に拡散させる構造。


次にソケットを外します。

基板からソケットに伸びている線をカットして円板の下にある
基板を引っ張り出します。



こちらが基板です、縦に入っていました(右がソケット側です)。
電球型蛍光灯の基板より部品点数も少なくシンプルな印象。
基板はガラエポかな。



手前の部品は後付でカバーのようなものが被せてあります。



剥がしたら中身はヒューズでした。



後ろの黄色い部品には何やらたくさん字が書いてあるのです。
隙間が狭くて見えないので手前の部品をぐぐぐっと・・・

パキッ!!

( ̄□ ̄;)!! やってしもた・・・

基板との半田付けが取れたか部品の足が切れたのでしょう。
まぁやっちゃったものは仕方ない。

この黄色い部品はフィルムコンデンサでした。
台湾の昆山岱恩電子有限公司の製品です。
この会社、一応HPが日本語対応していますので興味のある
方はこちら からどうぞ。



基板の裏側です。


特に危惧するような点はありませんでした。
ヒューズが付いていたりガラエポの基板を使っていたりとまぁ
とりあえず使っても大丈夫・・・かな。


そうそう、LED電球も点灯させると熱くなりますが

実際何℃なんだよ?

って思いません?


赤:LEDの貼ってある円板の温度
青:放熱部の外側表面温度

測定時の気温は23℃、夏場ならもっと高温になります。


温度計測に使った機器については こちら です。

破壊分解前の消費電力測定結果は こちら です。

電球関連の総合リンクは こちら です。


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