EFA15ED/11 (オーム電機 電球型蛍光灯 60W 昼光色)

エディオンシリーズです。
こちら の時計をもらう為に行っただけなのに、結局いろい
ろと買い込んで・・・高い時計になったもんです　orz
４３２円でした。

こちら にもちょっと解説しましたが、発売元の

株式会社オーム電機

は工場を持たない企画・開発のみ、生産は他社に委託してる
ようです・・・そういう時代だから仕方ないのでしょう。
でも実際に生産しないとわからない事が多々あります。
そういう経験値を持たない会社の製品は結局微妙なんですよ。

って書くとAppleが思い浮かびませんか？
あの会社、生産してないけど製造設備の研究開発にもめっち
ゃ金使ってます。
デザインを先に決め、そこに収まるように設計させるんだから
生産についても詳しくないとダメなんでしょうね。

いかん、脱線した・・・



ECOdeQ（エコデンキュウ）というブランドのようです。


寿命は１０,０００時間ですね。
電気代が１/５は消費電力を測定すればいいのですが、発熱
量も１/５ってどういう条件下なんでしょうか？
まさか消費電力１/５だからって単純に考えただけだったり・・・



【密閉器具で使うと寿命が短くなるかも】と書いてあるのでとり
あえず対応はしているんでしょう。
というか寿命無視すれば基本的にほとんどの電球型蛍光灯
は密閉器具で使えるんですけどね・・・
でも対応製品しか使っちゃダメだよ！





電球部分はガラス製です。







注：購入した個体の結果であり販売されている製品が全て同じとは限りません。
　　また、内容はあくまで１消費者としての個人的見解です。
　　分解は危険を伴いますのでマネをしないでください(万一分解したら絶対に使用しないで！)。
　　万一事故・損害が発生しても一切の責任は負いかねます。

では早速スタート！



ケース部分を壊すと中身が・・・基板ちっさ！！
(橙色の線の部分までガラス球の中に入ってました)
蛍光管の直径も細いですね、その分巻き数が多いような？
(最期に他の電球型蛍光灯と比較しています)


コンポジット基板？


蛍光管を巻きつけている端子が変形しています。
線が伸びている方向に曲がっているので、線を巻きつける時
に力を入れすぎていると思われます。
又、基板形状からすると設計上の線を通すべき位置は矢印
部分になるのですが、丸の部分(本来とは異なる位置)に線が
あります。



反対側ですが、こちらも端子が変形しているし線の位置が違
います。



基板を外す為に蛍光管から伸びた線を外しました。
これは蛍光管の方ですが、このスパイラル形状や線の出し方
は先日分解したパナソニックEFD15ED/12EFと同じです。



基板の裏側、パナソニックは４つのダイオードでしたがこちら
はブリッジダイオード１個(赤丸の中です)。
捺印は・・・JA60？・・・UA60？？
D1UBA80というブリッジダイオードだと思われます。
(単純に４つのダイオードを放り込んだだけ、と思ってください)



さっき確認済みですが、蛍光管からの線を巻く端子は曲がっ
てます。





この部品もこれまで分解した電球型蛍光灯では見かけない
形状ですがフィルムコンデンサ？



この製品もソケットと基板の間に抵抗が入ってますね。



部品の足は長めです。



大きさを比較してみました。



長さも幅も電球サイズに近いと言う意味では中々に優秀です。
OEMをやってるかパナソニックや東芝からの転職者でもいそ
うな感じがします・・・
ただ、蛍光管からの線の引き回しを見る限り、委託先の品質
管理には？な感じ、設計がまともなだけにちょっと残念です。

いっそ東北の中堅メーカーに委託してみてはいかがでしょう？
復興支援で話題作りもできるし価格面でもがんばってくれそうな・・・

品質面でも国内の方が管理しやすいです。

今どれを選ぶかと言われるとサイズを気にしないなら明るさが
上で価格が同じパナソニックでしょうね。
密閉器具でも使えますし。
どうしても器具の問題でサイズが問題になるならこの製品でも
ありだと思います。
品質面で若干不安があるといっても１００円ショップの製品より
断然上ですから気にするほど深刻ではありません。


大手がぼったくりLED詐欺にシフトしていく中で、オーム電機
みたいな中堅メーカーが電球型蛍光灯でがんばってくれるのは
消費者にとってもメリットが大きいと思います。
今後もがんばってください！


分解前の消費電力測定結果は こちら です。

電球関連の総合リンクは こちら です。