2014年12月19日金曜日

断熱カーテンライナーを取り付けてみました



冬の寒さも厳しさを増していますが、今回は手軽に出来る窓の
断熱を考えてみました。


部屋の中で最も熱が逃げているのは窓ですから窓の断熱はそ
のまま節電対策にも繋がります。

カーテンがあるって?

窓との間にかなり隙間が開きますし何より部屋が暗くなります。
この手の製品は色々あるのですが、今回は昼間も使えるよう
にクリアタイプ(透過率90%)を選択しました。



空気の対流を防ぐ事で断熱するので、できるだけ隙間なく覆う
のがポイントです。

★明和グラビアって?
 社名:明和グラビア株式会社
 設立:1953年
 資本:3億2千万円
 本社:大阪府東大阪市柏田東町12-28
 事業:写真製版・印刷技術を応用した雑貨・産業資材の製造・販売
 社長:大島規弘
 社員:350名
 売上:124億円

テーブルクロスなどでシェアをもっている会社のようで、国内に
工場があります(この製品も日本製です)。



2枚入りなのでこれ1つで窓1ヶ所分になります。











材質は塩ビですが、あのベタベタした感じや臭いはありません。
埃が付き難そうなので良い感じです。
片面だけ縞模様の凸凹があります。


ぶらさげる為のSカンです。




カーテンレールがない窓用にこんなものも用意してみました。

カーテンワイヤー(詳細はこちらで紹介しています)




カーテンワイヤーの投稿でも記載しましたが、センターの金具
は付属のヒートンではなく少し大きめの洋灯吊を使ってます。


カーテンレールがある場合ですが、説明書にはレースと一緒
に動くよう引っ掛けるかレースを外して使えとあります。
でもカーテンレールに引っ掛けて使うと窓との間に結構隙間が
空くので普通のカーテンと大差ない気が・・・

そこで、カーテンレールの内側に(ちょっと無理矢理ですが)カ
ーテンワイヤーを設置しました。



これは120cm2本を使った例、センターはカーテンレールの
金具に引っ掛けています。


サイドは付属の固定金具、弛ませない為にわざとカーテンレー
ルの上を抜けています。
センターと同じようにカーテンレールの金具に引っ掛ければ柱
に一切傷を付けずに設置する事も可能です。


カーテンレールの金具にフックをかける部分がなければ結束
バンドを使ってこんな感じで固定できます。




これで設置完了

・・・なのですが、冷気を遮断するのが目的ならちょっと気にな
る点があります。


センターと両サイド、ビニールシートなのでまっすぐピタッと閉
まらず隙間が開きます。

両サイドは両面テープで固定してもいいのですが、掃除などで
一旦外したい時に大変です。
(強力な両面テープだと断熱カーテンライナーが破れそう・・・)



そこで、簡単に取外し可能という前提でちょっと手を加えます。
用意したのはこちらのアイテムです。

磁石(詳細はこちらで紹介しています)






こんな感じで裏に両面テープを貼付します。



カーテンワイヤー用クリップ





金属製で磁石に引っ付くなら何でもかまいません。


今回購入したカーテンクリップは後付けできないので、ワイヤ
ーを張る時にセンターを挟む位置に1個ずつ通しておきます。



断熱カーテンライナーのセンター側1ヶ所はSカンを付けず、
磁石を両面テープで貼り付けます。





センター側はカーテンワイヤー用クリップに磁石でくっついた
状態です。



カーテンを閉める時には磁石を外して反対側のカーテンワイヤ
ークリップに引っ付けます。





こんな感じで重なった状態になるので隙間はほぼなくなります。



次に両サイドですが、考え方は同じです。


まず壁に磁石を貼り付けます。
磁石じゃなくても磁石が引っ付くなら何でもいいのですが、ちょ
うどいい大きさのものがなかったので・・・壁や柱に傷が付いて
もいいならネジでも可能です。

断熱カーテンライナーのサイド側1ヶ所もSカンを付けず、磁石
を両面テープで貼り付けたらこんな感じで引っ付きます。
外れやすい時はフェライトをネオジムに取り替えます。



完成しました、センターは重ねてありますが目立ちませんね。


ピン型磁石を使ったのは断熱カーテンライナーを引っ張って着
脱すると傷みそうだったからです(ピンを持って着脱します)。

なお、磁石同士引っ付けて使う場合、先に極性を合わせてから
両面テープを貼らないと間違えたら反発します。



ところで

断熱カーテンライナーって効果があるの?

って疑問に思う方も多いでしょう。
設置しておいてなんですが、正直管理人も懐疑的なので実験
してみました。


断熱カーテンライナーを挟んで温度センサーを2個設置します。


1つは窓側ですが、アルミサッシに接すると外気の影響を受け
すぎるので木枠にちょっと浮かせて設置しています。
もう1つは断熱カーテンライナーを挟んで10cmほど離したほ
ぼ同じ高さに設置しています。


温度経過をグラフにしてみました(データは1秒単位で取得)。


実験開始時点では設置直後だったので温度センサーの値が
ほぼ同じになってます。
青が窓側、赤がギザギザなのはエアコンの温度制御によるも
のです(設定温度は18℃)。
緑の線のタイミングで断熱カーテンライナーを開けてみたので
すが窓側の温度が一気に上昇しています。

結論から言えば

断熱効果はかなりあるようです

できるだけ隙間が開かないように設置するのが前提ですが。

あと、理屈の上では窓と室内の間に空気層が出来る事になる
ので窓の内外温度差が縮小します。
その結果、副次的効果として結露が発生し難くなるはずです。



この製品はただの塩ビシートなので、見栄えを気にしないなら
大きなビニール袋やサランラップを繋いでも同じ事ができます。
ホームセンターでも尺売りのビニールシートがあります(テーブ
ルクロス用なのでちょっと重すぎる気がしますが)。

そういう意味ではちょっと値段が高いかなぁという気がしなくも
ないですが、UVカットや防カビ機能もあるらしいし思った以上
に効果もあったので満足な結果でした。

ただ、Sカンを引っ掛ける穴は補強されてないので引っ張ると
すぐにダメになりそうな気がします。
耐久性を考えるなら穴周りの補強はしてほしかったですね・・・
(ココはちょっと考えがあるので別途投稿予定です)

最近は省エネを謳い文句に複層ガラスや断熱サッシを薦める
リフォーム業者もいるようですが、費用対効果ならコチラの方
が圧倒的だと思いますので一度試してはいかがでしょう?


なお、種類やサイズが色々ありますが会社のHPでは商品情
報を見つける事が出来ませんでした。
直営サイト(楽天市場)にはまとめて掲載されていたのでご参
照ください。


DIYの履歴は こちら です。


0 件のコメント:

コメントを投稿

※1.コメントは管理人の承認後表示されます。
※2.何故かコメントに返信できません、ごめんなさい m(_ _;)m