2014年3月29日土曜日

ユニクロが2審も敗訴、ブラック企業認定に王手?



ユニクロ、東京高裁で文春に再び敗訴

週刊文春の記事などで名誉を傷つけられたとして、ユニクロを
展開するファーストリテイリングなどが文芸春秋に計2億2千
万円の賠償などを求めた訴訟の控訴審判決が26日東京高裁
であった。
判決では、昨年10月の一審・東京地裁判決に続いて「記事
真実か、真実と信じた相当の理由がある」と判断し請求を退け
た。

問題となったのは、2010年4月発行の週刊文春の「ユニクロ
中国『秘密工場』に潜入した!」と題する記事と、11年3月出
版の単行本「ユニクロ帝国の光と影」。
いずれもジャーナリストの横田増生氏が執筆、ユニクロのブラ
ック企業ぶりを指摘している。
ファーストリテイリングは「今後の対応は諸事情を鑑みて慎重
に検討し決定いたします」とのコメントを出した。
朝日新聞デジタル2014年3月27日00時13分


もはや世間的にはブラック企業の代名詞と言っても過言じゃな
いユニクロですが、予想通り2審でも敗訴しました。

ユニクロは厳しくなりましたね・・・控訴しなかったら自らブラック
企業と認めた事になりますが、控訴して最高裁でも敗訴したら
もう国が認めたブラック企業です。
しかも、ちょっとでも悪口書けば訴える姿勢でマスコミを封じて
きたのですが敗訴が確定すると脅しが使い難くなります。

そういえば、厚生労働省のブラック企業調査はどうなったんで
しょうか?
もうとっくに調査は終わってるはずなので公表してほしいです。

ちなみに、ユニクロが先日1万6,000人を正社員化すると発表
していますが、これは正社員の方が酷使して使い潰せるから
であって労働者の為ではありません。
今後一層ブラックぶりが発揮されると思うので要注意ですョ・・・



そうそう、ユニクロは中国でもブラック企業批判を受けてます。

ユニクロに中国でも「ブラック批判」

広州を拠点とする中国紙「時代週報」が伝えたもので、ユニク
ロの急速な成長の裏には安い人件費で大量の幹部候補を雇
用している実態があると指摘されている。
元社員は同紙の取材に対し、「8時間労働制」と言いながらも
実際は毎日朝8時30分~夜10時まで働いていたと明かした。

また、同社は全世界で働く正社員の賃金体系を統一する「世
界同一賃金」を導入する方針を打ち出しているが中国の従業
員の話では2年前から現在まで給与水準は変わっていない。
同紙では中国での低い給与水準は“特例”だと指摘。
こうした人件費の圧縮が「高品質で低価格」を実現するための
手段の一つになっているとした。

中国では労働環境の劣悪な企業や生産現場を「血汗工場」と
呼ぶが、ユニクロに対しても「血汗を絞り取る機器だ」との批判
が一部であがっていると同紙では伝えている。
マイナビニュース2014/03/24


インターネットの発達で世界中の情報が瞬時に拡散します。
日本で対応を誤ると世界中でブラック企業と名指しされる事態
を招きかねないでしょうね。


【関連投稿】
 Part1:1審東京地裁「ブラックだよ」 2013/10/18
 Part2:この投稿
 Part3:3審最高裁「しつこいな、ブラックだよ」 2014/12/16

時事四方山(よもやま)話は こちら です。


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