2013年10月21日月曜日

SKU100018 (LIGHTING EVER LED電球 60W相当電球色)

LIGHTING EVERという日本では馴染みのないブランドです。



調光器具対応・密閉器具は記載がありません。


どうやらアメリカの Home EVER Inc. という会社らしいの
ですが、どうも2011年に設立された以外よくわかりません。
所在地はアメリカのラスベガスになっています。

 Sahara Executive Suites
 1810 E Sahara Ave, Ste 100
 Las Vegas, NV 89104

ただ、この住所は Davinci Virtual Office Solutions
という、いかにもアレな名前の会社が存在しています。



■仕様■
光束:810ルーメン
色味:電球色
寿命:19,994.7時間
電力:10W


でもHPのスペックを見ると寿命がちょっと違っています。







形状は複雑ですが、内側にはかなりバリが目立っていますね。


・・・接着剤が付着しています。



注:購入した個体の結果であり販売されている製品が全て同じとは限りません。
  また、内容はあくまで1消費者としての個人的見解です。
  分解は危険を伴いますのでマネをしないでください(万一分解したら絶対に使用しないで!)。
  万一事故・損害が発生しても一切の責任は負いかねます。

では早速破壊分解スタート、カバーをグリグリ・・・
爪3ヶ所+接着剤で固定されていました。


基板からの配線をLED実装円板に半田付け後、上からシリコ
ン樹脂を盛っているようです。
ただ、LEDにも被ってしまっているようですね・・・



点灯させてみるとやはり被ってますね。




ねじ3ヶ所を外すとLED実装円板が取れました。
裏にはグリスが塗布されていますが結構適当です。


内側から見ると、ケースの複雑な形状がよく分かります。
放熱を考えてこうしたと思いますが、アルミ系とはいえ金属で
この形状を成型するとはなかなか凝ってますね。


さらにねじ2ヶ所を外すと内部の樹脂ケースがスルっと抜けました。





基板が樹脂ケースに接着剤べ固定されていますね。


ケースをベキベキ・・・


ソケットをバキバキ・・・



基板の表面、コンポジット基板?



LD0035-A0と印字されてるだけのシンプル基板です。


白い粉のような薬品の乾燥痕があります。


基板の裏面です。



パターンには特に危なそうな箇所はありませんが、ダイオード
の配置は見た事がない独特の考え方ですね。
実装も問題なさそうですが、グリスの塗り方やケース外側に付
着した接着剤からすると全体的に組立てや工程管理が雑です。

使っている電解コンデンサですが、仕様は確認できたのです
がメーカーHPが見つからない不思議な製品です。
まぁ安全部品としてヒューズもあるしとりあえず大丈夫と考えて
おきましょう。


Lighting EVERの製品は第2弾ですが、SKU100005 が
あまりにも酷かったので「どうせダメだろ」って思ってました。
でも意外にも製品自体はそこそこまともでした。

ただ、箱に記載されている内容とHPで確認した仕様が異なる
事や会社についてよくわからないのはちょっと気になります。
使えないとまで言いませんが、特にメリットがあるわけでもない
ので意図的にコレを選択する理由もありませんね。
個人的には、コレを使うかと聞かれれば使わないと答えます。

消極的に使用可能という言い方になるのかな・・・


分解前の消費電力・温度測定結果は こちら です。

電球関連の総合リンクは こちら です。


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