2012年11月30日金曜日

LDA6L-H8 (オーム電機 QuickBall LED電球 30W相当電球色)

オーム電機のLED電球シリーズ、分解は第3弾です。

楽天市場で429円でした。





■仕様■
光束:440ルーメン
色味:電球色
寿命:40,000時間
電力:6.4W


ん??

・・・なんか貼ってある??


剥がしてみました。

質量が 122g → 150g になっていますがパッケージの印字ミス?







カバーを外した状態、爪と接着剤数ヵ所で固定されていました。



LEDチップがあまり見かけない形状です。


正方形の対角線で区切った4部分が盛り上がった形状です。
CreeのXLamp XT-E Whiteに似ているのですが・・・





注:購入した個体の結果であり販売されている製品が全て同じとは限りません。
  また、内容はあくまで1消費者としての個人的見解です。
  分解は危険を伴いますのでマネをしないでください(万一分解したら絶対に使用しないで!)。
  万一事故・損害が発生しても一切の責任は負いかねます。

LED実装板のネジとコネクターを外すと簡単にLED実装円板
が外れました。
灰色に見えているのは熱伝導用のグリスです。



次に、いつものようにソケットをぐりぐ・・・り・・・ぃ??


な・なんじゃこりゃぁ~!!!!!

シリコン系の樹脂っぽいので完全に充填されています・・・


引き下がるわけにはいきません!
ひたすらマイナスドライバーでぐりぐりし何とか基板の一部を
発掘です。


白い筒状の部分は分厚いプラスチックなので削るのが大変。

LED側は完全には埋まってなかったのでなんとか発掘完了です。


後で気づいたのですが、白い筒状のケースは黄色丸の部分
で固定されていました。
LED側から穴にドライバーを突っ込みうまく外せば無傷で白い
ケースを引き抜く事ができたかも・・・


基板の表面、黄色丸はソケットからのACラインですが抵抗が
挟んであります。


電球型蛍光灯でこのように抵抗を挟んでる製品が結構ありま
したがLED電球で見たのは今回が初めてだったと思います。

灰色のシリコン樹脂は簡単に取れます・・・ちょっと気持ち良い。



こちらは基板の裏面、なんというか・・・ゴミ?で薄汚れています。


表面同様灰色のシリコン樹脂を剥がしてみました。
部品点数と半田付けの状態からすると全部手実装でしょう。


左の線2本がソケットからのACラインです。
LNK60606は型名からするとPOWER INTEGRATIONS, INC.の
電源IC?

途中で設計変更でもしたのでしょうか?
裏面に不自然なパターンが見受けられる事から、最初あった
部品を途中でなくしたか別の製品と基板を共用しているよう。

橙色で囲んだ部分、部品の下をパターンがはしっているよう
な気がします・・・
手実装でこれは非常に危険(手実装じゃなくても危険ですが)。


さて、パッケージの質量が張り替えられた理由ですが、単な
る誤植なんでしょうか?
もし違うとすれば途中でシリコン樹脂を詰めたとか・・・ちゃん
とグラム単位でコントロールなんてしてるんかなぁ。


分解した感想としては・・・なんか杜撰な印象を受けます。
あまり経験のない人間が本を参考に回路設計したみたいな、
回路的には成立してるけどパターンは破綻してるみたいなそ
んな感じと言えばいいのかなぁ。
シリコン樹脂の使い方や基板の汚れをからすると、品質管理
面でもしっかりしているとは言い難いです。

これを長期間使えるかと言われると、個人的には怖いですね。
まぁ購入は自己責任で!


分解前の消費電力測定結果は こちら です。

電球関連の総合リンクは こちら です。 


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