2012年10月28日日曜日

FRLC4N (燦坤日本電器 40W相当LED電球 昼光色)

海外メーカー製品の分解第1弾かな?

燦坤(サンクン)日本電器株式会社、台湾メーカーの日本法
人みたいです。

FORAというのはブランドでしょうか?
ヤマダ電機テックランドNew加古川本店650円でした。


40Wという表示が目を引きますが・・・


真下は40W、でも全光束270lmで20W相当です。

紛らわしい詐欺っぽい記載はどうなんでしょうか・・・



密閉器具には対応していません。
お客様専用ダイヤルの 0570 はNTTのナビダイヤル、発信
者負担の電話だったような?
発信地域によって自動的に東京か大阪の拠点に電話が転送
されるようになってるんでしょうか。







梱包はしっかりしています。






注:購入した個体の結果であり販売されている製品が全て同じとは限りません。
  また、内容はあくまで1消費者としての個人的見解です。
  分解は危険を伴いますのでマネをしないでください(万一分解したら絶対に使用しないで!)。
  万一事故・損害が発生しても一切の責任は負いかねます。

では早速破壊分解スタート・・・とその前に温度測定方法について。

こちら で紹介したC型クランプを使ってカバーを外しました。
やはり接着剤で固定しているだけです。





このLED、よく見ると中に素子が6つあるようです。
つまり、12個のLEDを点灯させてるって事ですね。



カバーを外してLEDの貼ってある円板にセンサーを固定します。


カバーをアバウトに被せて隙間をテープで塞いでからケースに
センサーをもうひとつ固定します。

この状態で点灯させて消費電力と同時に温度を測定しました。


では改めまして破壊分解の続き、円板のネジを外して見ると・・・

これ以上は後ろからしか分解できないようです。


ソケットを外します。



ケースもメキメキっと・・・



基板が抜けました。



バラバラになりました。



構造的にはこんな感じです。

アルミの放熱部の中に白い筒状のケースがあり、その中に基
板が入っていました。


こちらが基板です。



横から見たらこうなっています。

コンデンサは足を90度曲げていますね。
白い樹脂はこのコンデンサを基板に固定する為みたいです。


茶色い四角の部品はフィルムコンデンサのようです。



線はソケットにはちゃんと半田付けしてありました。



基板の裏側で・・・す・・・?


なんていうか・・・半田付けが酷い!!


これでもかって位に半田を盛っています。



左上のICっぽい部品は足同士が完全にブリッジしてます。
LEDドライバーだと思うんですが、表面に何か塗布してあり捺
印が読めない為正体不明です。
ちゃんと点灯してるのでこのブリッジ部分は使ってない、もしく
はパターンも繋がってるとは思うのですが・・・

下の方には表面実装部品を実装した上に無理やり半田を盛
って赤い線(LEDに繋がる)を半田付けしています。
これって熱破壊とか大丈夫??
いや、そもそもこんな接続は設計的におかしいでしょ。

右の方は表面にススが見える所からして半田こてでの加熱時
間が長いように思います。
これ電解コンデンサの足なんですがどの位加熱したんだろう?


全体を見ていてふと思ったんです。
表面実装部品(基板にぺたっと張り付いてる部品)の実装が変。
リフロー(要は機械で)実装したにしてはなんか不細工なんです。

まさかとは思うのですが・・・部品全部手実装?

部品点数も多くないからわざわざリフローするより簡単だろうけ
どそれにしてもこの技量で手実装とはなんてチャレンジジャー。
まぁそのチャレンジで犠牲になるのは消費者なのでいい迷惑です。



LEDの貼ってある円板の裏側です。
この円板丸ごとLEDメーカーのCREEから買っているっぽい。


分解した個人的感想ですが・・・ある意味衝撃です。
こんな実装の製品を販売してるんだ・・・
趣味の電子工作ならともかくこんなのACに接続するのは博
打です、ヒューズとか安全対策っぽいものは見受けられませ
んし運が悪ければ・・・
ヤマダ電機もこれを売るとはなかなかすごい、さすが最大手。

こんなんでもPSEマークって取得できるんかぁ・・・
さすが役人が天下り先として作っただけあって役立たずデス!


これ使うのムリ!!


分解前の消費電力・温度測定結果は こちら です。

電球関連の総合リンクは こちら です。


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