2012年10月2日火曜日

EFD15ED/12EF (Panasonic 60形電球形蛍光灯 昼光色)

普通の電球型蛍光灯分解第2弾ですね。

先日近所のミドリ電化がエディオンにリニューアルし時計をも
らいに行きました。
何も買わないのも悪いと思い購入したものの一つがこれです。
(エディオンの時計については こちら です)
具体的に使う場所もなく、なんとなく分解するつもりで購入して
しまいました・・・。
432円でした。




見た目はともかく、電球のスペースに入るようにちゃんと考え
られているようです。




■仕様■
光束:730ルーメン
色味:昼光色
寿命:8,000時間
電力:12W

ちゃんと寿命試験の条件も書いてあります。







中国生産のようです。



中央に見える小さな穴は樹脂成型の都合か、高温による膨
張を防ぐ為の空気穴でしょうか?



注:購入した個体の結果であり販売されている製品が全て同じとは限りません。
  また、内容はあくまで1消費者としての個人的見解です。
  分解は危険を伴いますのでマネをしないでください(万一分解したら絶対に使用しないで!)。
  万一事故・損害が発生しても一切の責任は負いかねます。

では早速破壊分解開始です。
100円の製品ならしなかったけど値段が上がると少しもった
いなく感じますね。
分解手順は基本的に同じです。

ソケットの隙間からこじ開けて、ペンチで巻き込むように回す
とこうなります。



あとはケースをメキメキっと・・・



おや?
橙色の丸で囲んだ部分、蛍光管からの4本線が2本ずつ両端
になっています。
あと、赤い四角の中はコンデンサですが片方だけカバーが付
いています。
カバーを切断して確認しましたが両方とも同じコンデンサでした。



この部分、わかりにくいですがヒューズが付いています。



コンデンサの足はまっすぐで、ちゃんと端まで絶縁カバーが被
せてありますよ!
ってそんな事で感心してどうする orz



穴の中が・・・相変わらず撮影が下手すぎ・・・オートでピントが
合いません。



こっちがまだましかな・・・
穴の中に蛍光管が見えます。
伸びた線を左右に分け、基板端の窪みから上に上がって端
子に巻いています。
残念な事に右は微妙にズレテイマスがまぁ構造的に許容範囲
内です。



基板が完全に固定されてしまっていたので線を外しました。
見てわかるとおり、線同士が接触する気配すらないように違う
向きになってます。



基板の裏側、部品の実装も基板の設計も問題らしき箇所は
見当たりません。
ちなみに赤と黄色の矢印がAC100Vの入力ですが・・・むむっ
入力直後にダイオード4個で整流してる?
この方法はこれまで分解した中で始めてかも。



ソケットと基板を繋ぐ線の片方が膨らんでいたので被覆を切
ったら中から抵抗が出てきました。
同じ構造の製品が何点かあったのでこうした方がいい理由が
あるのかな?



100円ショップの製品と違って面白くもなんともない無難な作
り、危なっかしい部分がないので普通に問題なく使えますとし
かコメントが・・・。
些細な事ですが、蛍光管からの線の出し方は『確かにこういう
構造にすると多少作業員が下手でも接触しないワナ』とちょっ
と感心しました。
こういう工夫は歴史の蓄積なんでしょうか・・・さすがNational
Panasonicに統一してプラズマに無駄な投資しなきゃよか
ったのになぁ。

まぁ価格は100円ショップの製品の4倍以上なんだからそれ
だけしっかりしていて当たり前とも言えます。

寿命や明るさが4倍ってわけでもないので、単純に寿命や明
るさの公表値だけで比較するなら100円ショップに軍配が上
がるでしょう(表示内容を信用するならですが)。
あとは数字に見えていない部分をどう考えるのか、買う人の
判断次第です。

高い製品なら絶対安全!でもなく安い製品なら絶対危険!でもありません。


何を選ぶかは自己責任で!


分解前の消費電力測定は こちら です。

電球関連の総合リンクは こちら です。


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